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【注目AIスタートアップ100社】Robust Intelligenceの紹介

草場代表
2021/06/28

こんにちは。草場です。

エクスポネンシャルテクノロジーの一つ、AIに関して、CBインサイツでリストアップされている注目スタートアップ100社、1社ずつ見ていきます。

AI 100: The Artificial Intelligence Startups Redefining Industries

AI、機械学習について見直したい方は、シンラボの人気記事「OpenCVによるAIの実装方法」をご参考ください。

本日取り上げるスタートアップは、セキュリティ分野のRobust Intelligenceです。かなり新しいスタートアップです。

Robust Intelligenceは、2019年にハーバード大学の機械学習の教授や研究者によって設立されました。私たちのチームはこれまで、Google、Microsoft、Facebook、Uber、Quora、Salesforce、Wish、機械学習スタートアップなどの企業で、血の通った最先端のAIシステムを構築してきました。私たちは、ロバストな機械学習に関する長年の研究と業界での経験をプラットフォームに反映させ、AIシステムに内在する運用リスクを排除することを目的としています。

Robust Intelligence Model Engine (RIME) というエンジンがあります。

①AIストレステスト・・プリプロダクションモデルの自動テスト。RIMEのユニットテストは、何百ものユニットテストやシミュレーションを実行することで、制作前のモデルを自動的にテストし、モデルの暗黙の前提や障害を特定します。
ユニットテストではなく、モデルの開発を優先
数ヶ月ではなく数日で本番環境に対応できるモデルを作成
モデルやデータの重要な問題を瞬時に特定

②AI FIREWALL・・本番モデルのリアルタイムな品質チェック。RIME AI Firewallは、重大なエラーを引き起こす可能性のあるデータから本番のAIモデルを保護するルールセットです。AIファイアウォールは、AIストレステストで特定された障害からモデルを保護する一連のルールを生成します。
本番環境で実行されているモデルが生み出す結果に対する信頼を得る
本番環境でのデバッグ作業を大幅に軽減
モデルやデータの品質問題を即座に処理

③オペレーショナル・リスクの管理・・チーム全体でモデルリスクを完全に可視化。すべてのデータとモデル品質の情報を統合します。RIMEプラットフォームにより、モデルのリスクレベルを一か所で比較することができます。
組織全体でAIモデルのテストを標準化
開発され、本番で稼働しているモデルを完全に可視化できる

中身が知りたい。

 

この記事を書いた人
草場代表
エディター