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代表技術通信~小休憩、点群解析ライブラリPDALについて②

草場代表
2020/12/05

こんばんは。代表の草場です。

PDALというライブラリを使っています。
もともとは、扱っているPLYファイルをLAZファイルにして軽くしたい、というモチベーションです。PLYファイルは、Wikipediaによると

PLYはPolygon File FormatもしくはStanford Triangle Formatとして知られているコンピュータファイル形式である。これは原則として3Dスキャナからの3次元データを格納するために設計された。データ格納形式は、名目上平面ポリゴンのリストとして、単独オブジェクトの比較的簡単な記述をサポートしている。以下を含めた様々なプロパティが格納され得る: 色および透明性、サーフィス法線、テクスチャ座標およびデータ信頼値。また、この形式はポリゴンの表と裏に異なったプロパティを持たせることができる。このファイル形式には、ASCIIとバイナリの二つのバージョンが存在する。

PLY形式からいきなりLAZ形式にはできない模様です。LAZ形式は、LASzip 3.4.3 documentationによると、

LASzip – rapidlasso GmbH のフリーのオープンソース製品 – 情報を失うことなく、かさばる LAS ファイルをコンパクトな LAZ ファイルに素早く変換します。テラバイトのLAZデータが様々な機関から無料でダウンロードできるようになり、LASzipは2012年の地理空間ワールドフォーラム技術革新賞を受賞し、INTERGEO 2012では革新的な製品として次点に選ばれ、LiDAR圧縮のためのデファクトスタンダードとなっています。

だそうです。では、LAS形式はというと、LIDAR Point Cloud Sourcesによると

点群とは、GISデータの一種である。 点群を交換するための最も一般的なフォーマットは LAS です。LAS プロジェクトは非常に大きく、圧縮とタイリングの恩恵を大きく受けます。
LASフォーマットの構造と共通のデータ特性を理解している特殊なコンプレッサーは、汎用の圧縮アルゴリズムを大幅に上回ることができます。
LAZフォーマットは最適化された圧縮を使用しており、オープンソースです。
zLASはESRIが独自に開発したフォーマットですが、オープンなフォーマットを好む政府のマッピング機関には広く受け入れられていません。

LAS ファイルには、各点の解析や表示に役立ついくつかのフィールドが含まれています。
・x,y 座標、多くの場合は UTM 投影またはそれに相当する
・z, 標高
分類
・返されたパルスの強度。 これはグレースケール画像のように見えますが、1つの光の周波数が含まれているという注意点があります。 これらの値の範囲やスケーリングには標準がなく、範囲の補正もされていない場合がありますが、これらの注意点にもかかわらず、強度表示は非常に有益な情報を提供します。
・レーザースキャナーで撮影したカメラから合成したRGB値。

このページを参考に、

pdal translate 変換したいLASファイル 新しいLAZファイル名

で変換完了。2Gぐらいのファイルで、変換に2分くらいかかりました。ありがたや。

 

 

 

この記事を書いた人
草場代表
エディター