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UiPath Studio Xを使ったRPA構築講座の参加報告

シンラボ編集部
2020/06/02

こんにちは、シンラボ編集部の水元です。シンラボの運営を担当しています!

今回は、シンラボ主催のRPA講座第2回に参加してまいりましたので、その講座の内容と感想を参加者の立場でレポートします。

普段の仕事では、私は障がい者の就労支援事業所の運営を担当しており、職場では一部の方がRPAの業務に携わっています。そのため、RPAという言葉自体は以前から知っており興味をもっていました。しかし、RPAの開発方法やツールに関しては知らないことが多く、今回講座に参加しました。

講座情報は下記の通りです。

——————-講座情報—————–
https://techplay.jp/event/780335
タイトル: 【オンライン開催】RPA講座〜UiPath studioXを使ってみよう〜
日時: 2020/5/30
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講座の内容や感想の詳細はこの後書きます。

まず最初に伝えたいこと。
RPAはすごい!!!
本講座では簡単なRPAを構築しましたが、こんなことができるのか~と感動しました。

用語の確認

ーRPAとは

RPAは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略です。RPAは、その名の通りロボットを使って業務プロセスを自動化する技術、もしくはその技術を使って開発されたロボットのことを指します。ロボットといっても、工場で稼働するロボットではなく、パソコン上で動く実行ファイルのようなイメージです。ホワイトカラーの定型業務を自動化するということで近年注目を集めています。取引先からの注文書をスキャンすると、データをPDF保存するだけでなくエクセル変換し、社内データベースに登録するまでの一連の作業を自動でやってくれたりします。

ーUiPath Studio Xとは

「UiPath Studio X」とは、UiPathが提供するRPA開発ソフトです。
下記ページよりダウンロードできます。
https://www.uipath.com/ja/
リンク右上の「トライアルの開始」からお試しいただけます。(2020年6月1日現在)

RPA開発ソフトは他にも多々ありますが、「UiPath Studio X」はその中の1つとなります。講師の話で知りましたが、世界中に展開するルーマニア発の会社で、日本でも導入実績が多数あり、人気のRPA開発ソフトです。

UiPath Studio Xの一番の売りは、コーディングがなくドラッグアンドドロップで直感的に開発ができることです。RPAを導入するホワイトカラー系の方々はプログラマーではないので、この強みは大きいです。

ーデモ:顧客情報登録業務のRPA構築

講座内では、「Hellow World!!」というメッセージを出力するRPAからはじめ、最終的には顧客情報登録業務のRPA構築を行いました。

顧客情報登録の業務内容と使用したソフトは下記の通りです。
・使用ソフト
顧客管理システム:企業名、住所、電話番号を入力し実行を押して顧客情報を登録するシステム。
エクセル:顧客管理システム登録時に必要な企業の企業名、住所、電話番号をリストとして持つファイル。顧客管理システム登録時に顧客No.を記入する。

・業務内容
①顧客管理システム上で顧客管理システムタブをクリックする。
②顧客管理システムから顧客No.をコピーし、エクセル上で登録する企業の顧客No欄に記入する。
③エクセルから企業名、住所、電話番号をコピーし、顧客管理システムに記入する。
④顧客管理システムの実行をクリックし、顧客情報を登録する。

下記が実際に「UiPath Studio X」で開発した画面です。

RPA対象の業務で使うソフトを「UiPath Studio X」上で指定し、そのソフトでの業務内容を順番に記述していくことになります。コーディングは不要で、業務の各手順をドラッグ・アンド・ドロップで組み合わせていくことでRPA構築が可能です。

ー「UiPath Studio X」を使ってみて

①「UiPath Studio X」は直感的

今回はじめて、RPA開発ツールを使って開発を行いました。他のRPA開発ツールを使ったことがないため、他のツールとの比較はできませんが、「UiPath Studio X」を使ってみての感想は、
なんと直感的にノンプログラミングで開発ができるんだ!
ということです。

イメージとしては、ドキュメントとしてある業務手順書をUiPath Studio X内で書くといった感じです。

ポイントは、業務手順書が正しく作られているか。正確な業務手順書があれば、RPA化は割と簡単にできると思いました。

②RPA化は必至

実際にRPA開発の片鱗に触れてみて、これからますますホワイトカラーの定型業務のRPA化は進むだろうと感じました。ホワイトカラーの定型業務は定型化が進んでおり、業務手順の1つ1つは簡単(例えば、テキストのコピペ)なイメージです。ホワイトカラーの定型業務に長年勤めてきた方が、今の業務は回っているし、難しいRPAを習得してまで業務の自動化をする必要はないと思う気持ちもわかります。RPAを導入するための準備をしていたら、日々の業務はどうするのか、毎日ある業務を誰がするのか、そんな余裕はないという気持ちもわかります。また、もし業務が自動化されると自分は不要になるのではと思う気持ちもわかります。一方、経営者の立場からすると、コストをなるべく抑えたいというのはごくごく普通な考えだと思います。経営者はこれまで社内で活躍した社員の首を切ろうなどとは思っておらず、配置転換やRPA化によって生まれる新たな業務を担当してもらうなど、既存社員の新たな活躍の場を考えていると思います。

③RPA時代への備え

どういうかたちで今後RPA化が進むかは不明です。自分の業務領域の幅を広げたり、新たな技術習得のために会社以外の取り組みに目を向け参画するなど、今から未来の社会で活躍できるように準備を進める必要があると感じました。シンラボでは、新しい技術について学ぶ講座が多数用意されています。まずはこういう活動に参加してみるのも大きな一歩ではないでしょうか。

この記事を書いた人
シンラボ編集部
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