【最新技術調査】(Android開発者向け)エミュレータで5G通信を使用可能にする方法
みなさんこんにちは。沖田はじめです。
今回は5G通信についてお話したいと思います。
2020年に5G通信が開始されましたが、対応端末も続々と出始めているようです。
5Gは4Gの100倍ほどの通信速度を持つと言われていますが、対応エリアは大都市圏中心とまだまだ少ないため、当分の間は買い替えを控えるという方もいるかもしれません。
しかし、スマートフォンアプリの開発者など、5Gをいち早く体験したいという方は、エミュレータを使用するという方法があります。
Android OSでは、2020年9月にリリースされたバージョン11より、5GのAPI(Application Programming Interface)が追加されました。
Androidアプリケーションの開発にはAndroid Studioを使用しているかと思いますので、Android Studioのバージョンを4.1にアップデートすることによってエミュレータのバージョンが30.0.22になり、エミュレータで5Gが選択できるようです。
Android デベロッパー 動作の変更点: すべてのアプリ 5Gエミュレータのサポート
Google Developers Android Studio 11 リリースノート
Android StudioのAVD Managerからエミュレータを起動し、エミュレータの右側にあるパネルから「その他アイコン(…マーク)」をタップすると、エミュレータ拡張コントロールが現れます。
エミュレータ拡張コントロールのモバイル(Cellular)から、Network typeを「5G」に設定すれば完了です。
これで、5G対応のアプリケーションを使用したり開発したりできますね。
ARデバイスのSDKなどには5G端末でないと動作しないというものも出始めていますので、そんな時にはエミュレータが役に立ちそうです。
EVENTS