【テクノロジー交流会】最新レポート(2025年7~9月)

学びと交流が交差する3か月の記録
7月から9月にかけて、テクノロジー交流会では多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、近況の共有と学習テーマの議論を行ってきました。参加メンバーは、エンジニア、講師、フリーランス、行政、大学関係者など幅広く、毎回の雑談や自己紹介だけでも新たな視点やヒントが得られる場になっています。また、仕事の繁忙、ワーケーション先での出来事など、その時々のメンバーのリアルが垣間見える点も、この交流会ならではの魅力です。
目次
学びの中心にあるのは「つながりの理解」
勉強会の位置づけとして共通しているのは、単に技術を覚える場ではなく、“理解して使えるようになること” に重きを置いている点です。
Web技術の勉強会では、DOM操作から始まり、React基礎、フック、Next.js入門、そしてコンポーネント設計やスタイリングなど、モダンフロントエンドの土台となるテーマを段階的に扱っていきました。JavaScript単体とReactの違い、Next.jsの利点など、それぞれの技術がどうつながっているかを意識しながら進んだため、参加者からも「開発の地図が描けてきた」という声が散見されました。
また、Gitやデプロイに触れる機会もあり、「初めてのデプロイに挑戦」など、実践と学習が行き来する姿も印象的でした。
各勉強会が“実務との接点”をつくる
AI勉強会では企業の事例、APIやアプリ制作、Gemini CLIなどを取り上げ、業務の中でAIをどう活用できるかを自然に掘り下げています。
SDGs勉強会は市民講座や記事制作を進めつつ、マーケティング導線の改善なども議論され、研究と発信の両輪で進んでいます。
ロボット開発勉強会は電子回路の設計や基板選定が進行中。地道ながら確実に前へ進む開発プロセスが共有されました。
一方、GAS体験会は毎回多くの参加者が集まり、フォーム集計、基礎講座、ドライブ操作、カレンダーアプリ、フォーム操作など、初心者から経験者まで学びになるテーマが続いています。8月には「GASでWebアプリ作成」という会員向け企画も実施され、コードを書きながら学ぶスタイルが好評でした。
さらに、チーム開発プロジェクトでは承認機能やプロフィール編集、管理画面、UIアップデートなど、具体的なプロダクト開発が進行。ポータルサイトの充実に向け、機能アイデア募集やブログ・SNS連携も活発です。
メンバー同士の“日常”が交流をつくる
自己紹介・近況共有の時間では「仕事が終わらない」「期末試験の監督」「親知らずを抜く」「ワーケーションで秩父にいる」「鹿児島でデータ分析の講座」「家業が忙しい」「ビアガーデンに行った」「AIで日報作成」など、真面目な話と気軽な話題が混ざり合う心地よい空気があります。
勉強会が多い中でも、無理なく参加できる雰囲気が保たれているのは、こうした“生活の延長線にある学び”を自然に共有できているからでしょう。
次のステップへ
9月に入る頃には、Web技術勉強会では API 連携へ、チーム開発では資料・動画管理の強化へ、GAS 体験会はフォーム操作から Gemini 連携へと、内容も徐々に高度化してきました。
一方でSDGs勉強会は一旦休止し、新しい進め方の検討へ移るなど、全体として“継続しながら進化するコミュニティ”としての姿が見えてきています。
今後も、参加者それぞれの得意分野や学びたい領域が互いに影響し合いながら、技術と実務、そして日常が自然につながっていく場として、この交流会を育てていければと思います。毎回の積み重ねが、確かな成長につながるはずです。
次回の開催もどうぞお楽しみに。
シンラボにご興味ある方がいらっしゃいましたら、こちらの活動もぜひご覧ください。
https://sinlab.future-tech-association.org/community/
運営母体:未来技術推進協会 https://future-tech-association.org/
EVENTS