未来を創る、テックコミュニティー

【注目AIスタートアップ100社】 BrainBox AIの紹介

草場代表
2021/05/31

こんにちは。草場です。

エクスポネンシャルテクノロジーの一つ、AIに関して、CBインサイツでリストアップされている注目スタートアップ100社、1社ずつ見ていきます。

AI 100: The Artificial Intelligence Startups Redefining Industries

AI、機械学習について見直したい方は、シンラボの人気記事「OpenCVによるAIの実装方法」をご参考ください。

本日取り上げるスタートアップは、エネルギー分野のBrainBox AIです。ビジョンがAIで地球を救う、という壮大なものです。

私たちは、ビルディングオートメーションの新時代の最前線であり、グリーンビルディング革命のリーダーであることを誇りに思っています。グローバルなAIハブであるカナダのモントリオールに位置する私たちのチームは、AI、データサイエンス、不動産、HVAC、エネルギー効率の分野の専門家で構成されています。 私たちの原動力となっているのは、世界の温室効果ガス排出量の20%が建物に由来しており、そのうち50%以上をHVACシステムが担っているという事実です。真剣に介入しなければ、これらのガスは上昇し続け、私たちの環境に有害な影響を与えることになります。BrainBox AIは、建築環境にイノベーションと最先端の人工知能をもたらし、建物をより賢く、より環境に優しいものにすることで、気候変動と戦っています。

ビルのエネルギー効率の最適化にAIを使っているみたいです。

BrainBox AIの自律型AI HVACテクノロジーは、お客様の建物がどのように運営されているかを研究し、建物に影響を与える外的要因を分析し、あらゆる潜在的な改善機会を特定し、それを実行します。人の介入を必要とせず、建築環境の変化に即座に対応して、常に最高のテナントの快適性とエネルギー効率を確保します。

どのようなテクノロジーでしょうか?

BrainBox AIは、AIを使って建物の既存の空調システムに継続的に微調整を加えることで、驚くべき省エネ効果を生み出します。多数のデータポイントを監視し、リアルタイムでHVACシステムを最適化するための判断を下します。この継続的な監視、評価、調整のプロセスは、高度なディープラーニングの手法とHVAC環境の理解がなければ実現できません。 当社のAIエンジンと独自のプロセスは、3つのステップでリアクティブからオートマチックへと導きます。

ふむ。以下の論文を読むと、詳しくわかるかもしれません。読む。

AUTOREGRESSIVE NEURAL NETWORKS WITH EXOGENOUS VARIABLES FOR INDOOR TEMPERATURE PREDICTION IN BUILDINGS

 

この記事を書いた人
草場代表
エディター