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【注目AIスタートアップ100社】DeepMapの紹介

草場代表
2021/06/07

こんにちは。草場です。

エクスポネンシャルテクノロジーの一つ、AIに関して、CBインサイツでリストアップされている注目スタートアップ100社、1社ずつ見ていきます。

AI 100: The Artificial Intelligence Startups Redefining Industries

AI、機械学習について見直したい方は、シンラボの人気記事「OpenCVによるAIの実装方法」をご参考ください。

本日取り上げるスタートアップは、輸送分野のでDeepMapです。地図分野は熱いですね。HDマップは、高精度三次元地図データのことです。

DeepMapは、世界最高のHDマッピングとローカリゼーションソリューションを提供することで、安全な自律性を加速させています。現在、私たちは経験豊富なエンジニアと製品のビジョナリーからなる成長中のチームです。合わせて、私たちは、Ford、Honda、SAIC Motor、Bosch、Daimler、Einrideなど、自律性の限界を押し広げている世界中の企業と提携しています。

ボッシュ所属の博士の発言が含蓄に富んでいます。

機械が読めるように設計された地図は、安全な自律性を実現する重要な技術です。DeepMapは市場の空白を埋めるものです。

機械が読めるような地図。これがカギです。自動運転車用の地図の重要な特性は以下です。

・センチメーターレベルの精度
・物理的世界の変化を反映するための継続的な更新
・自動運転システムへのシームレスな統合
3D空間における自車の位置を正確に把握するための、高速でロバストな定位のサポート
・車両とクラウド間の効率的な通信を可能にする効率的なデータストレージ

これを実現するために、自動運転車のためのHDマップが必要になるわけです。

HDマップは自動運転車によって、自動運転車のために作られるべきだと考えています。あなたのデータ、あなたの地図が新しいパラダイムとして登場し、地図の作成と更新の好循環が生まれると考えています。自動運転車は、地図の作成者であると同時に、地図の消費者でもあるのです。

ではソリューションは?

HDマップ・・拡張性があり、完全で、カスタマイズ可能です。カスタムフォーマットの統合には、センサーや技術に特化したローカリゼーションレイヤーが含まれており、進化するセンサー構成や迅速なOTA(Over The Air)ソフトウェアアップデートに対応しながら、最も安全な自律走行ソリューションを実現します。

Maps-as-a-Service・・地図サービスには、DeepMap Cloud Platform (DCP)上で動作する当社のクラウドソーシング機能が含まれており、フリートが生成したデータをシームレスに取り込み、低遅延でスケーラブルな地図の作成および地図の更新を可能にします。

車載ソリューション・・DeepMapの車載サービスでは、お客様が選択された車載ハードウェアやOSを利用して、地図の作成、利用、保守を行うことができます。車載サービスには、ローカリゼーション、センサーキャリブレーション、データレコーディング、変化検知などが含まれます。

徹底した顧客目線、という感じでしょうか。技術面はブログを読みながら勉強します。

 

この記事を書いた人
草場代表
エディター