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ピッチやプレゼンに重要なこと ~オンラインセミナーを聴講して~

福田
2020/05/11

みなさん、こんにちは
シンラボ広報部の福田です。

コロナの影響で全ての業務が在宅勤務になり、昼休みや定時後のwebセミナーで情報収集やアウトプットの機会を作ることに勤しんでいます。個人的には0→1 Boosterが好きなので、色々とお世話になっています。過去のセミナー資料はこのサイトで公開されているので、興味がある人はご覧ください。

本日は、「ビジネスプレゼン(ピッチ)の仕方を語る 〜事業を短く説明して聞き手の心をつかむ〜」を聴講したので、その内容を紹介します。シンラボ内の事業立ち上げをやっている人にも参考になりますし、それ以外の方でも誰かを説得する機会がある人は参考にしてください。

プレゼンとはプレゼントのこと

プレゼンとは、相手へのプレゼントとも言えます。多くの人はプレゼン中に自分がしゃべりたいことに専念してしまうので、そもそも相手が聞きたいことなのか?という点は気にしないです。現実的には、自分の所属する会社内でプレゼンしても、全く聞いてくれないことはないです。一方で、自分がスタートアップのCEOだとしてアクセラレーターや外部の人に対してプレゼンするときには、まったく聞いてくれないことは日常茶飯事。そこは、如何に伝わるプレゼンをするかが大事です。

日本では主語がなくても話が伝わるし、高文脈文化です。社外や欧米などの低文脈社会で話をするときは、細かい点までちゃんと喋らないといけない。特に海外のカルチャーに慣れている人に対しては注意が必要です。

パワーポイントだとついつい見た目の修正に時間を取られることが多いですが、大事なことはこのページで伝えたいメッセージが何かを考えること。また、ページ毎のメッセージをつなげていくと、このプレゼンで伝えたいことにつながる必要があります。その上で、そのメッセージを伝えるために必要な情報は何かという点から中身を精査します。プレゼン資料の見た目だけでなく、まずはそういった観点でストーリーを作っていくことが大事です。

ピッチで伝えた方がよいこと

一般論として3分も話を聞けばその話が聞くに値するかを判断できると言われてます。短い時間に共感をさせて相手の感情を動かせるかが肝になります。そのためには、相手にちゃんとギフトを送る必要があります。相手に興味を持ってもらう一言を言えるかどうかが問われてきます。

一般的なプレゼンでも同じですが、ピッチでは「論理」、「感情・情熱」、「人柄・信頼」が揃っていることが大事です。どんなに中身が良くても、熱意を感じなかったり、相手を信頼できなければそこで終わりです。ピッチ資料の細かい内容はここでは触れませんが、こちらの記事が参考になりますし、書籍などもたくさんありますのでそちらを参照ください。個人的にはテクニカルな部分よりも最初に示した「論理」、「感情・情熱」、「人柄・信頼」がシンプルに伝わることを意識すればよいと思います。色々な人のプレゼンを聞く機会はありますが、ビジュアルの美しさとは関係なく何が言いたいのか良く分からないことがあります。プレゼン資料を作り始める前に自分なりのストーリーを組み立ててみましょう。自分の考えが整理されるはずです。

ゴールデンサークル理論から学ぶプレゼン資料の構成

この言葉は個人的に好きです。人間は感情で動くので、プレゼンの中ではまず感情に訴えかけることが大事になります。そのため、プレゼンの論理構成としては、why→how→whatという順番で話をすることが大事!なぜ、我々がその事業をやるのかという言い方をすると、感情が揺さぶられます。特に35才以下(Z世代)は感情にウェイトを置いて購買行動をする傾向が強いので、今後のビジネスにはこういった視点が重要になってきます。そのためには自分なりのビジョンを示すことが大事。シンラボ内プレゼンでも自分事としてwhyを言ってくれる人の話は面白い。ゴールデンサークルに関する記事はこちらが参考になります。

いくつか関与しているシンラボのプロジェクトもこういった思考で少しでも進めていきたいですね。

 

この記事を書いた人
福田
エディター