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代表通信~エニオン、見つかったってよ

草場代表
2020/07/13

こんばんは。代表の草場です。

本日が広報チームが作業タイム?ということで、何やらオンラインでやっていた様子です。仲がいいです。
現在、各チームがOKR作成に動いています。経営戦略を作ることとほぼ同義なので大変かもですが、それぞれのやりたいことなども共有出来て、何のために動いているかが定期的に見直せるのでやりがいがあります。時間がかかってもいいので、浸透させていきたいです。

さて、エニオンが見つかったらしいです。これって、結構なニュースのような。大学院生の頃に超伝導体の研究をしているころ、マヨナラ粒子の話が出てきたときに聞いたことあるような、ということで調べてみました。一般解説記事として、「第3の素粒子「エニオン」の存在を初確認! グーとパーしかない世界にチョキが現れたような衝撃」がわかりやすかったです。以下、抜粋。
「この宇宙に存在する全ての素粒子は、電子・陽子・中性子といった物質を作るタイプ(フェルミオン)と、電磁波のような力を伝えるタイプ(ボソン)の2種の粒子しかないとされていました。ですがエニオンはそのどちらでもありませんでした。さらにエニオンは通常の三次元空間では発生せず、極薄の二次元的なシート内でのみ「電子の集団状態」として生成されるという、極めてピーキーな性質があったのです。またエニオンは電子と同じように電流をうみだしますが、1ユニットのエニオンが運ぶ電荷は1個の電子の3分の1になります。」

ふむ。バートランド・ハルペリンが、エニオンに関連する数学を使って、分数量子ホール効果を説明したのがよくわかりますね。

「もしかしたら未来では「電子」部品という名前は時代遅れになり、エニオン部品あるいは準粒子部品が市場を埋め尽くしているかもしれません。」

スピトンロ二クスのような、エニオンロクス的なものができるといいですね。

原論文「Direct observation of anyonic braiding statistics at the ν=1/3 fractional quantum Hall state」を読んで、もう少し詳しく理解したいと思います。

明日もエニオン。

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草場代表
エディター