【最新技術紹介】中国のAI戦略に関しての論文紹介

こんにちわ。草場です。

エクスポネンシャルテクノロジーの一つAIから目が離せませんね。特に中国の動きはもうわけがわからないくらい早いです。
２０１６年のAlphaGoの衝撃を、いわゆるスプートニック・ショックになぞらえて、２０３０年までにAIの世界リーダーになると宣言したそうです。

中国のAI戦略に関して、無料の良記事？というか論文を見つけました。

The Chinese approach to artificial intelligence: an analysis of policy, ethics, and regulation

Springer、ありがたや。以前、情報数学の大家、甘利 俊一先生の論文も無料で公開してくれていました。

さて、論文は細かく読んでみますが、アブストは以下。

2017年7月、中国の国務院は「新一代人工智能发展规划」と題した人工知能（AI）開発の戦略を発表した。この戦略では、中国が2030年までにAIの世界的リーダーになること、AIを1兆元（約1,500億ドル）規模の産業として収益化すること、AIの倫理的規範や基準を定義する原動力となることを目指していることが示されています。
中国のAI政策の特定の側面を分析したり、中国の技術力を評価したりしたレポートがいくつかあります。本稿では、中国のAI戦略を形成している社会政治的背景と政策論争に焦点を当てている。特に、中国がAIに投資している主な戦略分野と、AIの使用を制限している同時進行の倫理的議論を分析しています。
政策背景に焦点を当て、幅広い政策文書の議論と分析をまとめることで、中国のAI政策をより包括的かつ批判的に理解することを目指しています。

社会的な背景を抑えるの大事なので、詳しく読んでいきます。