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【注目AIスタートアップ100社】KONUXの紹介

草場代表
2021/06/05

こんにちは。草場です。

エクスポネンシャルテクノロジーの一つ、AIに関して、CBインサイツでリストアップされている注目スタートアップ100社、1社ずつ見ていきます。

AI 100: The Artificial Intelligence Startups Redefining Industries

AI、機械学習について見直したい方は、シンラボの人気記事「OpenCVによるAIの実装方法」をご参考ください。

本日取り上げるスタートアップは、輸送分野の KONUXです。機械学習アルゴリズムとIoTを組み合わせ、運用・監視・保守のプロセス自動化のためのSoftware-as-a-Serviceソリューションを提供しています。ミッション以下です。

容量、信頼性、コスト効率を向上させることにより、鉄道を明日のモビリティの選択肢とする。

鉄道スイッチ用KONUX予知保全システムを提供しています。

鉄道スイッチ用KONUX予知保全システムは、インフラ管理者がネットワークの可用性を向上させ、資産の寿命を延ばし、従業員が保全をより効率的に行えるよう支援します。

鉄道ネットワークのテーマは、負荷の増加とインフラの老朽化への対処です。

メンテナンスの必要性がより頻繁になるにつれ、手作業による検査では事前に発見することができません。スイッチは鉄道インフラの中でも最も重要な部品であり、インフラ関連の遅延時間の約20〜30%を引き起こし、メンテナンスや交換にかかる費用は世界全体で年間120億ユーロに上ります。

何とも高額。

ソリューションは鉄道スイッチ用予知保全システム「KONUX」です。

KONUXシステムは、IIoTデバイスと人工知能を用いて、ネットワーク容量の向上、資産寿命の延長、コスト削減を実現するエンド・ツー・エンドのソリューションです。KONUXは、トラックベッドやフロッグなど、スイッチの主要コンポーネントの健全性を継続的に監視・分析し、実行可能な提案を行います。最終的には、インフラ管理者が故障を事前に予測し、必要なメンテナンスの最適な時期や種類を知ることで、より良いメンテナンス計画を立てることができます。

特に予測はありがたいですね。

高度なAIコアは、現在の問題に加えて、スイッチ部品の状態が今後90日以内にどのように進展するかを予測し、アクションが必要なときに通知します。これにより、例えばタンピングやフロッグの研磨など、メンテナンスのタイミングをより適切に計画することができます。このようにして、お客様はメンテナンスの必要性と資産の可用性をコントロールすることができるのです。

技術面をリサーチします。

この記事を書いた人
草場代表
エディター