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【最新技術紹介】ゾンビ遺伝子?の記事紹介

草場代表
2021/03/26

こんにちは。草場です。

本日は視点を変えて、面白い記事の簡単な紹介です。脳に首ったけのため、また脳に関する記事です。ScienceDailyより。

‘Zombie’ genes? Research shows some genes come to life in the brain after death

ゾンビは定義はWikipediaによると以下です。

ゾンビ(英語: Zombie)とは、何らかの力で死体のまま蘇った人間の総称である。ホラーやファンタジー作品などに登場し、「腐った死体が歩き回る」という描写が多くなされる。

記事によると、遺伝子がゾンビ化したとのこと。

人間が死んだ後の数時間、人間の脳内の特定の細胞は活動を続けている。イリノイ大学シカゴ校の新しい研究によると、一部の細胞は活動を活発化させ、巨大なサイズにまで成長するという。
イリノイ大学の研究者らは、学術誌「Scientific Reports」に新たに掲載された研究で、通常の脳手術で採取した新鮮な脳組織の遺伝子発現を、死後の間隔と死をシミュレートするために、採取後の複数の時間帯で分析した。その結果、一部の細胞では、死後に遺伝子の発現が増加することがわかった。
これらの「ゾンビ遺伝子」は、ある種の細胞に特有のもので、グリア細胞と呼ばれる炎症細胞であった。グリア細胞は、死後何時間もかけて成長し、長い腕のような付属物を生やしていることが観察された。

ざっくり何が良いかというと以下のようです。

“今回の発見は、ヒト組織の研究プログラムを放棄すべきということではなく、研究者はこれらの遺伝子や細胞の変化を考慮に入れ、死後の間隔をできるだけ短くして、これらの変化の大きさを軽減する必要があるということです」とLoeb氏は述べています。
“今回の発見の良い点は、どの遺伝子や細胞タイプが安定していて、どの細胞が劣化し、どの細胞が経時的に増加するのかがわかったことで、死後の脳研究の結果をよりよく理解できるようになったことです」。

侵入型の脳デバイスを使って死後の脳を解析していくと面白いかなと思いました。

 

 

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草場代表
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