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TECH女子データサイエンスイベント開催レポート

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2020/11/14

10/26に開催されたデータサイエンスのイベントに参加しました。

イベントの構成としては、前半に株式会社Rejoui代表取締役 菅由紀子さん(以降、菅さん)にデータサイエンスの概況をお話し頂き、後半に菅さんと一般社団法人デジタル・イノベーション代表理事 石川恵理香さん(以降、石川さん)との対談形式で進みました。

前半、菅さんからはデータサイエンティストのスキルについてお話がありました。3つの領域があり、データサイエンス(統計学、データ分析をする力)、データエンジニアリング(データ処理を実装し運用する力)、ビジネス(背景となるビジネス課題を理解・整理する力)を兼ね備えていくことがデータサイエンティストの力を伸ばしていくことにつながります。

データサイエンティスト協会が提供するスキルチェックを実施させて頂く時間もあり、私もやってみましたが結果は偏差値59の「見習いレオナルドダビンチ」でした。笑

私自身データ分析の仕事に約3年ほど携わっていますが、データサイエンス領域に強く、エンジニアリング/ビジネス領域にはまだ伸びしろがあるなといった感じでした。

後半の菅さんと石川さんの対談では日本と海外でデータサイエンスに対するとらえ方の違いについても言及されていました。

日本では「統計は理系がやるもの」という風潮がありますが、海外では文系理系問わず統計を学ぶそうです。「エビデンスや根拠となる数字を示す」というビジネスをする上で大事な思考を身に付けるという文化が大学といった教育の現場に浸透しているということをおっしゃっていました。

そんな日本でもやっと大学生がデータサイエンスを学ぶ時代になるそうです。

AIや高度なデータ処理といった専門的なデータサイエンスがある一方で、「問題の原因を数値で示す」というビジネスに通底する思考を基本的なデータサイエンスを通して学ぶということがこれからの日本でも求められてくるのかもしれません。

私個人としてはまだまだ知らない領域がたくさんあるなというのが改めて気づかされたところで、例えば”占い”や”大統領選挙の予測”という領域のデータサイエンスには手を出したことがなく、自分の思考が普段の仕事の領域に凝り固まっている部分が非常に大きかったなと思いました。

このようなイベントを通して、データサイエンスに興味を持つ人が増え、また経験者も学びを広げられる機会ができてくることを期待します。

今回は未来技術推進協会が運営するシンギュラリティ・ラボのTECH女子主催のイベントについてご報告させて頂きました。

TECH女子の次回イベントは11/19(木)になりますのでご期待ください。詳細は以下リンクよりご確認頂けます。
https://techplay.jp/event/798533

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