未来を創る、テックコミュニティー

シンラボを支える管理人ー ラボメンインタビュー企画・第四弾!(宮澤 哲矢さん)

さか
2020/04/28
miyazawa-san

みなさん、こんにちは。
シンラボ運営部です。
みなさんにもっと『シンギュラリティ・ラボ(略してシンラボ)』のことを知ってもらおうという思いから始まった、ラボメンインタビュー企画・第四弾!は、【宮澤 哲矢(みやざわ てつや)】さんのインタビューです。
フリーランスのエンジニアとして活躍するとともに、シンラボの管理人としてラボメンの活動を支えていただいている宮澤さん。
シンラボを立ち上げたきっかけ、管理人としての活動、今後についてインタビューしました。

― シンラボの管理人として、ラボメンでは知らない人はいない宮澤さん。まずは自己紹介をお願いします。

宮澤哲矢です。
新卒で大手ITメーカーに就職して勤めたのち、フリーランスのエンジニアとして独立しました。
エンジニアの仕事の他に、シンラボのコミュニティ運営に携わっています。趣味がコミュニティ運営になりつつあるこの頃です。

― シンラボを支える宮澤さん。ラボメンインタビューでは皆さんにシンラボに入ったきっかけを伺っていますが、宮澤さんは「入った」というよりは初期メンバーでしょうか?

はい、シンラボの立ち上げメンバーとなります。

私は新卒で入社したメーカーでスマートフォンの開発に携わっていました。ご存知の通り、スマートフォンは国内でも様々なメーカーがひしめき合い、先を争って開発している状況です。海外のメーカーが台頭する中、国内のメーカーがそれぞれ独自に頑張っていることがもったいないと感じるようになりました。そして、企業の垣根を超え、エンジニアが力を合わせられるような活動をしたいと思うようになりました。

そんな時に、シンラボの運営団体である未来技術推進協会の草場代表理事と出会いました。
草場代表の未来技術推進協会を立ち上げた想いは、「企業、世代の垣根を超えたエンジニアのつながりを作り、社会に貢献すること」でした。この想いに共感して、未来技術推進協会の活動に加わりました。

いろいろ協会の活動を試行錯誤する中、想いがあるだけでは活動をスケーリングできないと感じ、活動の場を作ることにしました。2018年9月1日にシンラボの前身である「ミライのタネ」というオンラインサロンを立ち上げ、これを改名して「シンラボ」と名付けました。次の時代をリードする意味を込めて「シンギュラリティ」、エンジニア主体のコミュニティとして、エンジニア同士のつながりを作りたいという想いを込めて「ラボ」という名称を付けました。

― 私もメーカーの関連会社でエンジニアをしていますので、宮澤さんのおっしゃることが良く分かります。他の会社の方と、仕事以外の場で繋がりたいと思いシンラボに入会しました。
シンラボを立ち上げて良かったことはありますか?

まず、有意義な休日を過ごせるところがあります。私もそうなのですが、一人で過ごしていると、休日に何もしないで一日が終わってしまい、後悔しがちでした。
そういう時に、シンラボのメンバーと予定があると、生産的な時間を過ごすことができます。また、1人で何かに取り組むより、メンバーと協力して取り組むほうが、自分自身では思いつかないアイデアが出てきたり、作業を分担して速く進めることができます。それだけでなく、ラボメンの皆さんは最新技術に対するアンテナが高く、最新の知識を気軽に得られます。これはコミュニティに所属していることのメリットだと思います。

― 「有意義な休日を過ごせる」というのはその通りですね。また、Slackを眺めているだけでもたくさんの情報を知ることができています。貴重な場だと思います。
宮澤さんは、シンラボではSlackの管理をはじめとした運営業務を担当されているのでしょうか?

肩書は管理人です。
管理人というと事務的なイメージがあると思います。みなさんに見えるところでは、システムの整備や入会後のサポートなどをしていますが、これは表向きの肩書きで、実は管理人以外にも、シンラボ運営部というグループで、コミュニティの方針戦略や体制の構想を練っています。こっちのほうが比重が高いですね。
また、毎月の月末に実施しているシンラボ全体交流会や、年に一度の忘年会の企画も担当しております。シンラボの活性化のために何ができるか考えています。

― 全体交流会=今まで全体オフ会と呼んでいた会ですよね。

そうです。最近はオンラインで実施するようになり、「オフ」会ではなくなったので、オンラインでもオフラインでも違和感がない名称に改名しました。
ぜひ全体交流会に参加してください!

miyazawa-san

― 縁の下の力持ちとしてラボメンを支えてくださっている宮澤さん。管理人をしていて楽しかったこと、大変だったことがあればお聞かせください。

楽しさは、新しい会員の方との出会いです。
異なる世代や職業の方から、異なる観点での物の見方や経験を聞けることは、自分の人生が豊かになると思っています。
月に2回、シンラボ入会希望者向けの説明会「シンラボMeetup」をしていますが、毎回、どんな方と出会えるか楽しみに開催しています。

― 普段の生活では出会えない方と出会えますね。

高校生から、70代まで所属するコミュニティ、貴重な場ですね。また、弁護士の方に入会いただいた際は、まさか弁護士の方にも興味を持っていただけるとは思っていなかったので、びっくりしました。今ではシンラボ活動における法務面でご協力いただいており、大変ありがたいことだと感じています。

― 運営をしていて大変だったエピソードはありますか?

シンラボが発足して1年後に、正式サービス化として有料化した時のことです。発足当初はトライアルとして無料で運営していたのですが、会員数も150名を超え、イベントの会場を探すのも大変になってきたこともあり、有料化する旨をメンバー全員にダイレクトメールで送り、切替のご案内をしました。
有料化するということで、退会のご連絡をいただいたり、そもそも返事がないこともあったり。立て続けにそういう連絡があるとメンタル的に辛かったです。説明会で出会った時のことが思い出されて、さみしかったですね。
それでも、100名以上の方に会員の継続をしていただけました。有料化のタイミングで残っていただいた皆さん、もちろんこれから入会してくる皆さんも、シンラボの大きな財産だと思っています。

― 最近の話だと、何かありますか?

MicrosoftでWindows95の開発をされていた中島聡さんが運営されている「シンギュラリティ・ソサエティ」というオンラインサロンの方と知り合って、定期的に合同オフ会を開催していたのですが、ビジョンが似ていることから、コミュニティの統合のご提案を受けたことは、とても驚きました。
シンラボには、若手エンジニアや社会課題を解決したい方が自ら行動を起こし、活動が生まれる文化があります。そのような活動が、まさに中島さんがやりたいことであったそうで、同じ方向を目指しているから一緒にやりませんか、と話をいただきました。シンラボで活動してきたことが評価されたのは嬉しかったです。

― コミュニティの統合によってメンバーも増えますね。今後、シンラボでやりたいことはなんでしょうか?

勉強会を活発化させたいです。
シンラボにはAIやアプリ開発など、色々な新しいスキルを勉強したり、経験者に気軽に質問できたりする会がありますが、このような会はとても貴重だと思っています。私もスキルアップのためにシンラボでもっと勉強会に参加したいです。外部の講座に参加すると、費用も掛かりますし、頻繁に質問できるような環境ではなかったりするので。

― 勉強会は、ラボメンのスキルアップの他、収益面の強化を考えておられるのでしょうか?

もちろん、講師のメンバーが稼げるのはとても良いと思います。ただ、シンラボとしては、勉強会を開くだけではなく、勉強会を受講していただいた方にシンラボに興味を持っていただき、一緒に何かを作りたいと考えています。

― 勉強会で技術を教えるだけではなく、新たなメンバーを増やし開発を推進したいという想いがあるのですね。

はい。私もそうですが、やりたいことは定まっていないけれど、技術の勉強はしたい、という方は結構いらっしゃいます。そういう方向けに、勉強をしながら実践する場として、進行中のプロジェクトに参加したり、新たにプロジェクトを立ち上げる流れを作りたいです。

― おっしゃる通り、業務に関わる技術を自主的に勉強することはあっても、技術を先に勉強することはあまりないですね。

エンジニアにとって、目的がないのに勉強するのは難しいと思います。
一方、シンラボには、エンジニアではないけれども、技術を用いて想いを実現したいという考えを持つ方がいます。そういう方と出会って一緒に活動すれば、実現したいことのために技術を勉強する、という流れを作れます。

― やりたいことがある方と、スキルアップしたい方のマッチングもできますね。

そうですね。自分のやりたいことをどんどん勉強したり、実現する、シンラボはその想いを後押しできる場にしたいです。
そのために、気軽に集まって勉強会やミーティング、交流ができるレンタルオフィス(DMM.make AKIBA)も契約しました。オフィスでの活動も活発化させていきたいですね。

― 最後に、今後の展望をお願いします。

今の社会において、コミュニティでのつながりは大切だと考えています。例えば、学生の方は就職活動、その先の社会人の生活がどうなるかなど、気になったりすると思います。
シンラボには学生のうちから社会人と関わることができたり、若手のうちから上の世代と繋がることができる環境があります。先がイメージしづらい世の中だからこそ、コミュニティで助け合っていければと考えています。
シンラボは、コミュニティの繋がりを活用して、社会に貢献したい想いを持つ方がそれを実現できる場所にしたいです。
シンラボは発足後、1年で100人のコミュニティとなりました。数年で、500人、1000人のコミュニティにしていきたいと思っています。メンバーをどんどん増やしていきたいです。

― さらにメンバーが増え、色々なことができるコミュニティにしたいですね。

シンラボの活動は、やる気次第でコンテンツを提供する側、提供される側のどちらにもなることができます。シンラボに所属していても、受け身では本当のシンラボの価値は得られません。自ら行動を起こしたい方、やりたいことを実現したい方を、大募集中です!

― ありがとうございました。

この記事を書いた人
さか
エディター