未来を創る、テックコミュニティー

VRで被爆証言を強い印象で後世に伝え続けたいー ラボメンインタビュー企画・第十一弾!(岡村 大由さん)

さか
2020/09/22

みなさん、こんにちは。
シンラボ運営部です。
みなさんにもっと『シンギュラリティ・ラボ(略してシンラボ)』のことを知ってもらおうという思いから始まったラボメンインタビュー企画・第十一弾!は、【岡村 大由 (おかむら だいゆう)】さんのインタビューです。

岡村さんは、シンラボ内プロジェクト「被爆証言 in virtual reality」のプロジェクトリーダーとして、VRを用いた被爆証言体験コンテンツを開発されています。
プロジェクトの詳細はこちら
シンラボのライター・高橋智博さんによるプロトタイプ体験レポートも是非ご覧ください。

― まずは自己紹介をお願いします。
岡村大由です。東京出身で、小中高時代は新潟で過ごし、専門・大学への進学の際に上京しました。
XR技術に興味があり、特にVRが好きです。
仕事では特にXR技術やプログラミングには触れてはいなくて、主にマーケティングを担当しています。

ー シンラボに入られたきっかけは何だったのでしょうか?
取り組みたいVR関連のプロジェクトがあり、入会しました。
そのプロジェクトが、まさに現在ラボメンの皆さんにプロトタイプを体験いただいている「被爆証言 in virtual reality」です。

1年ほど前、2019年の7月にVR関連のセミナー、LT会に参加しました。
その際にシンギュラリティ・ラボのメンバーの方とお話して、取り組みたいプロジェクトがあることをお話したことをきっかけにシンラボに入会しました。

― 「被爆証言 in virtual reality」について詳しくお聞かせください!
「被爆証言をより強い印象で後世に伝え続ける」ことを目的に、既存の動画や文字よりも強い印象を与えるVRを利用した被爆証言の提供をするコンテンツを作成しています。

自分は広島の広島平和記念資料館、長崎の原爆資料館に行ったことがあるのですが、行った当時は展示や被爆証言からとても悲惨な状況を感じ、理解したという記憶があります。
ただ、しばらく経つと資料館に行ったことは覚えていても、そこで聞いた被爆証言のお話の内容や、その悲惨さをあまり覚えていないな、という状況でした。
広島、長崎出身ではないのですが、そういう状況って良くないなとずっと思っていまして。

また、残念ながら当時の状況を直接お話いただける方が年々減っている状況であります。
もともとXR技術に興味があったこともあり、VRの形で証言を後世に残すためのコンテンツを作りたいと思い、プロジェクトを進めています。

シンラボに入会し、プロジェクト推進担当の下間さん、古川さんとご相談しながらプロジェクトを立ち上げました。
その中で共にプロジェクトに関わっていただける方をご紹介いただき、現在は4人体制で日々活動しています。
VRのコンテンツ作成は主に自分が担当しているのですが、コンテンツ作成に当たっての問題点解決をサポートいただいたり、カスタマージャーニーの分析を担当いただいたりしています。
プロジェクトの皆さんにはいつも本当に感謝しております。

― 岡村さんの強い想いが伝わりました。ちなみに、VRのコンテンツってどのように作成しているのでしょう?
半分はプログラミング、半分はブロック遊びというイメージです!
一つの画面を作成する際は、ここに人型をおいて、ここにがれきを置いて、という流れで画面にモノを置いていきます。
画面遷移、このボタンを押したらこの画面に飛ぶ、といった処理はプログラミング言語で組みます。

ただいま(2020年9月)シンラボの皆さんにプロトタイプを体験いただけるまで構築が進みましたが、開発を開始したのは2019年12月のことでした。
ただ、2020年の5月に見直しをかけ再度一から構築を始めたので、「被爆証言 in virtual reality」コンテンツは5か月程度で開発しました。

― 「被爆証言 in virtual reality」の今後の展望をお聞かせください。
今後3年以内に、外部に提供できるレベルに到達させたいと考えています。

被爆証言を通した平和学習って、全国どこの小中学校でもやっていることだと思います。最終的な目標は、平和学習に「被爆証言 in virtual reality」を活用いただくことです。
特定の学校ではなくて全国の学校に広めるとなると教育委員会とコンタクトを取る必要があると考えており、色々と課題はあると思っていますが、頑張ります!

また、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の場でコンテンツ提供することも目的としています。
NPT再検討会議は5年に1度開かれており、2020年4月27日~5月22日にニューヨークの国連本部で開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となりました。

核拡散防止条約(NPT)再検討会議に関する参考文献:
時事通信「NPT再検討会議の延期決定 『来年4月までに』開催―国連」2020年3月28日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032800282

被爆を経験された方がニューヨークの会議に出席できる機会も、年を経るごとに減ってしまうものだと思っています。
次回の会議の場で、場外でコンテンツの紹介でもいいので何かできればと思っています。

自分もVRのコンテンツ開発は未経験から始めました。
中立の立場で、被爆証言を後世に残したいという気持ちだけでプロジェクトを立ち上げました。
今まで平和学習について考えてこなかった方も歓迎ですので、是非「被爆証言 in virtual reality」プロジェクトで一緒に開発しましょう!

ー ありがとうございました。これからのご活躍を楽しみしております!

この記事を書いた人
さか
エディター