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エンジニアコミュニティに、大学生が参加してみて思ったこと:学生の視点からみるSDGs

社会人の方々の中で、大学生として活動してみて

 こんにちは。シンラボユースの佐野です。以前に自己紹介記事を投稿したのですが、そこではあまりシンラボに入ったきっかけに触れていませんでした。学生であるのにどうして社会人の方々と一緒に活動しているのかについて、話したいと思います。

シンラボとはどういった集団なのか

初めに断っておきたいのですが、シンラボは、「テクノロジーから社会問題を解決したいと考える、社会人」の集団ではありません。「テクノロジーやSDGsによって、少しでも社会がよりよくなってほしいという思いがある実践家」の集まりだと思います。私がシンラボに入ってから2ヶ月ほど経ちますが、このことを強く実感しています。

シンラボに入ったきっかけ

 私がシンラボに入ったのは、「SDGsに関心を持ち、そしてSDGsからビジネスを考えてみたくなったから」です。ですがこの動機だけでは、ビジネス本を読み漁ったりネットサーフィンしたりすることで終わるかもしれません。なので、より適切な言葉に言い換えると、「SDGsに関心を持ち、そこからどのようなビジネスができるのか考えてみたけれど、『関心を持った・考えてみた』では終わりたくなかったから」という気持ちが、私がシンラボに入った理由です。つまり、単なる勉強家ではなく、自分も実践家になりたかったのです。

 何かに関心を持ったけれど、実践するには至らなかった経験は誰しもあるでしょう。

 ギター弾いてみたいと思ったけど、コードが覚えられなそうだと思って断念したり、エコに興味を持ったけれど、いまいち面倒くさくなってやめたりといった経験がある方もいるのではないでしょうか。私も、大学生になるまで、興味・関心はあるけれど実際に行動はしない人でした。ただある程度の知識を得て、知った気になって終わる。時々思い出すけれど、何かと理由をつけてなかったことにする。そうして、その興味・関心はそれ以上広がることも実ることもない。けれどもそういった自分を、何とか変えて行動に移してみたいという気持ちもあり、大学生になってから、「できる限りのことに挑戦しよう」と思うようになりました。

やりたいことを、楽しみながら実践する

 ギターのコードは覚えられなかったという人でも、プログラミングのコードなら覚えられるかもしれません。エコを日常に取り入れられなかったという人でも、SDGsなら実践できるかもしれません。何ができるかは、何かやりたいことがって、その気持ちが行動に変わるまでは分からないと思います。私も大学に入ってすぐ、このように実践してみようと思ったのではなく、大学で企業と連携してビジネス案を考える授業を履修したことが、自分には何ができるのだろうと考えるきっかけでした。SDGsについて関心を持ったのも、その授業を通じてです。実際に提案を考える過程で、関心を持っていたことが実現できるカタチに広がっていったこと、何よりも単なる勉強ではなく、楽しみながら実践できるものに変わっていったことが、一番の喜びでした。

 シンラボであれば、何らかのカタチで自分の興味・関心を広げられます。それは勉強会を通じてかもしれませんし、実際にコーディングしてみてかもしれません。それは難しいことに思うかもしれませんが、少なくとも、一人ではありません。全員が挑戦している過程なので、あなたのやってみたいという気持ちに共感しない人はいません。テクノロジーやSDGsに少しでも関心があるのであれば、ぜひともシンラボで一緒に活動してみませんか。

学生の視点からみるSDGs

 一般的にSDGsが関心を持たれるようになったのは、SDGsが企業戦略に活かせるものであることや、CSRに導入できるものであることが認知されてからでしょう。そのことを踏まえると、いっけんSDGsに関心を持っているのは企業ないし社会人であって、学生が関心を持っているものではないように思う方もいらっしゃるかもしれません。

SDGsの認知度は、社会人より学生の間の方が高い

 実は、SDGsの認知度は、社会人よりむしろ学生の方が高いのです。株式会社クロス・マーケティングの調査によると、「2020年になると、社会人は25.9%、学生・院生は52.1%にと実に社会人の2倍以上になっています」とあります。(※)社会人と学生・院生どちらでもSDGsの認知度は年々上昇しているそうですが、一方で、学生・院生の間でこれほど認知されているものであることは、知られていないのではないかと思います。「学生はSDGsについて知っている」ということの認識が広がることで、もしかしたら社会人の方と学生との間でSDGsについて何らかのやり取りが生まれるかもしれません。

(※)クロス・マーケティング 2020年、SDGsが学生にもさらに浸透!その理由に迫る | リサーチ・市場調査ならクロス・マーケティング (cross-m.co.jp)(最終アクセス 2021/10/3)

 個人的に思うのは、「SDGsは共通言語の役割をしている」ということです。SDGsが誕生するまでは、一概に社会貢献といっても、どういったことしていて何が目標なのかということが、共有しづらかったのではないでしょうか。しかし、SDGsが生まれたことで、「弊社はSDGs事業に取り組んでいる」といえば、目的や目標を伝えることができます。また、SDGsは地球全体の問題を扱っているのですから、たとえ一地域に限定して取り組んでいるのであっても、SDGsの名を冠することで、グローバルに共有できる取り組みになります。

 これは、企業に限ったことではなく、個人でも同じだと思います。社会に貢献したいと思っている学生は少なくありません。就職においても、社会貢献できる仕事であることが重視されてきていますし、またボランティアに参加したことのある学生もたくさんいるでしょう。けれども、「社会貢献したい・何か世の中に役に立つことがしたい」という思いがあっても、他人と共有しづらかった部分もあるのではないでしょうか。社会貢献といっても、どこか曖昧で、具体的に何したいの?と聞かれると答えられなくるかもしれませんが、仮に「SDGsについて何かやってみたい」だとすれば、一気に具体性が生まれて、何をしたいのかを考えやすくなります。また、SDGsについてきちんと理解している人であれば、その思いは必ず伝わります。もしかしたら、「SDGsに興味があるなら、まずはこんなことをやってみよう」と何らかの提案をしてくれるかもしれません。

問題を自分事化することで、自分の未来像が見えてくる

SDGsの啓発のようになっていますが、大切なのは、「問題を自分事化する」ことです。SDGsは社会の役に立つのだから、それに取り組もうだとか言うのには、何の意味もないと思います。SDGsの一番の長所は、「これまでも存在はしていた問題を、きちんと問題として定義したこと」です。貧困などの、その現場を目にした人にとっては問題として認識はできても、遠くで豊かな生活を送っている人にとっては認識しづらかったことを、「これは全世界共通の問題で、あなた自身の問題でもあるんだよ」と問題化したことで、誰しもが自分事に落とし込んで考えられるようになりました。なので、社会の役に立つためではなく、自分自身の成長のために取り組むのがSDGsだと私は思います。

 学生の間でSDGsの認知度が高いのは、「自分事として考えやすいから」ではないでしょうか。一番の理由は学校の授業でSDGsを習ったり、SDGsに関する授業があるからだとは思いますが、「2030年までの目標」と聞いたときに、「2030年のころの自分」をまず学生たちは想像するはずです。約10年後、自分は今何をしているのか。私は今19歳なので、2030年のころには28歳です。就活からしばらくたって、やっと落ち着いて仕事をできるようになったころかもしれません。今の私にとっては、それは大きな変化に思います。こうして2030年までの変化を大きく感じられるのは、自分が学生だからです。SDGsについて考えてみようとなったとき、それをより重要なこととして感じることができるのは、むしろ学生の方かもしれません。2030年のころ現役世代の中心になる学生たちが、今SDGsにどのような取り組みをするかはとても大切なことだと思います。

 

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