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4/9開催 プロジェクト報告会~斎藤和紀氏のお話を添えて~

さとうかな
2020/04/11

プロジェクトの報告会を開催しました。
今回は、エクスポネンシャル思考の著者である齋藤和紀氏(以下、斎藤氏)を招いての報告会でした。

◼斎藤氏のお話 持つべき力はテクノロジー俯瞰力とムーンショット構想力
はじめに、斎藤氏に今後必要な力とはなにか、お話を伺いました。
斎藤氏は様々な技術革新により、これからの時代は今までと全く異なるスピードで進んでいくと言います。
また、現在起こっている状況はまさに『チーズはどこへ消えた』と同じ状況であると述べました。
今まであったものがなくなる時代、そして、そうなった時にどのように対応するかを求められている時代がやってきているということです。

身近な例では、テレワークが挙げられます。
テレワークにより、仕事は会社でするものという今まであった常識が覆ろうとしています。
すでに覆っている企業もあるかもしれません。
このテレワークをきっかけに、今後も常識ではなくなるものが現れる可能性が出てきそうです。

斎藤氏は、今身につけるべき力は、テクノロジー俯瞰力とムーンショット構想力だとおっしゃいます。

テクノロジー俯瞰力とは、テクノロジー全体を見て、関係性を理解する力です。更に、それらのテクノロジーの関わりがグローバル規模で社会にどのような影響を及ぼすのかに注目する力のことでもあります。
そして、ムーンショット構想力とは、周りを味方にして巻き込む力です。
月にロケットを到達させるような壮大な夢を掲げることによって、そこに仲間が集まり、技術が集積して資金が集まります。その夢を描く力をムーンショット構想力と呼びます。

最後に、斎藤和紀氏は、テクノロジーは変化すれども、根底にある価値はかわらないと述べました。

◼プロジェクト報告会
プロジェクト報告では、現在進行している6つのプロジェクトの進捗状況を報告しました。
進行中のプロジェクトに関して斎藤氏からアドバイスを頂いたり、シンラボのメンバーから質問が上がったりしたことで、プロジェクトをすすめるためのブラッシュアップに繋がりました。

現在進めているプロジェクトでは、AIが問題の内容を分析し、解くためのヒントを提示してくれるオンライン学習サービスの開発や色覚多様性の少数者や高齢者の色覚補正を支援するアプリの開発、診療結果や自宅での経過を家族で共有し、医療機関との良好なコミュニケーションを提供するためのサービス開発などが行われています。

他にも様々なプロジェクトが進行中です。
ここで生まれたプロジェクトは、業種、業態の垣根を超えて進められています。
様々な知識、技術を持ったメンバーが、テクノロジー俯瞰力、ムーンショット構想力を身につけることで、世界がより良くなるソリューションを見つけ出せると確信しています。

この記事を書いた人
さとうかな
エディター