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発達障害のあるお子さんを支援するアプリをつくりたいー ラボメンインタビュー企画・第十三弾!(久津間 祐貴さん)

シンラボ編集部
2021/04/30
久津間さん

みなさん、こんにちは。
シンラボ運営部です。
みなさんにもっと『シンギュラリティ・ラボ(略してシンラボ)』のことを知ってもらおうという思いから始まったラボメンインタビュー企画・第十三弾!は、【久津間 祐貴 (くつま ゆうき)】さんのインタビューです。

久津間さんは「認知学習アプリ」の開発をおこなっています。福祉業界で働いており、アプリ開発の知識や経験がまったくない状態からラボ活をスタート。今では法人を起ち上げアプリ開発に勤しんでいます。

ーまずは自己紹介をお願いします。
名前は久津間祐貴です。出身は埼玉県の川越市です。
経歴としては、大学の時は幼児教育を学びたくて、幼稚園とか保育士の資格を取りました。
実習を経験する中で、障害児に出会う機会があって、障害のことを学びたいと思って大学院に行きました。
大学院では特別支援教育を学びました。大学院指導教員が医療の資格を持っていて、大学院のあとに専門学校に行って医療系の資格を取りました。
回り道をしましたが、27歳になってようやく仕事を始めました。

ー福祉に興味をもった最初のきっかけは?
父親が小学校の教員で、その影響を受けて教えることに興味がありました。
小さいお子さんの将来に携われるものをやりたいと思って調べていくうちに、当時幼稚園と保育士のそれぞれのの幼児教育の指針が異なっていたことが気になっていました。
今は整合性が図られましたが、当時はその点を何かできないかという思いがありました。

ー休みの日にやってることや趣味はありますか?
車とバイクに乗ったりいじるのがすごく好きです。特にバイクが好きで一時期はバイクを3台所有していました。今はカフェレーサーという大きいバイクに乗ってます。
60年代のイギリスの文化が好きで、セパハンバックステップというものがあって、レーサー系に改造するのが当時イギリスで流行っていたので自分のバイクも改造しました。
そのバイクに乗って休日はよく出掛けてます。

ーシンラボに入ったきっかけを教えてもらえますか?
私は病院で務めていて、今の現場でこういうのがあったら良いなっていうアイデアはあったんですけど、形にできないもどかしさがありました。
医療とか福祉の業界ってすごく閉鎖的で、他業種の方とお会いする機会が無かったんです。そんな中で知人にシンラボに誘われたのがきっかけです。

世の中にはたくさんのコミュニティがある中でシンラボの皆さんはいろんなことに活発で積極的に動いていて、私みたいなアイディアを傾聴してくださって、ぜひ形にしていこうって言ってくれました。ラボメンには様々な専門家がいるのも魅力的でここで学ばせてもらいたいと強く思って入りました。

ーシンラボで今やっていることを紹介して頂けますか?
発達障害のあるお子さんに特化したアプリケーションの開発をおこなっています。
発達障害だけでなく健常のお子さんでも早くから発達の遅れを発見して、それに対する支援ができるようになりたいと思ってます。
アプリを作って実際にお母さんとかに使って頂きたいです。

ー過去にアプリ開発の経験はなかったですよね?
まったくなかったです(笑)
アプリ開発についてはシンラボに入会してから勉強をしました。ラボメンの方に教えてもらうだけでなく、自分自身で調べて模索しながらやっています。
プロジェクトメンバーにフィードバックをもらいながら進めています。すごく良い刺激をもらってます。
想いを形にするノウハウが無かったので、アイディアを形にしてもらえるっていうのはすごくありがたいです。

ー久津間さんが想いを行動に移せた原因はなんだと思いますか?
私の職場は脳性麻痺とか本当に重度のお子さんを対象とする施設なので、なかなか世間ではお会いする機会が少ないお子様たちも来られます。
そういった社会的な弱者のお子さんでも、できることとか、本当に微々たる成長というものがあるんです。

そういったことがなかなか認知されない中で、何か自分にできることがあるんじゃないかという気持ちに駆り立てられて行動に移すことになったかなと感じてます。

重度のお子さんの場合、一見その子に意志表示はないように見えるんですけど、指先の小指の痙攣ぐらいの動きにも意思があって、タッチセンサーをつけて本人が意思表示をしたり、笑顔や表情の変化などで本人がYes、Noを意思表示できたら良いなと思ってます。アプリを使いながら認知とか表出の機会を増やせるようにしたいです。

ー今後のラボ活でやっていきたいことはありますか?
まずは今つくってるアプリを般的な方々が利用できるものに仕上げたいです。その後は発達の種別に特化したアプリを開発したいです。
シンラボで自分1人では実現できないアイデアを形にするサポートをしてもらって感謝しています。
シンラボがそういう形で社会貢献していることを認知してもらえるように、普及活動はおこなっていきたいです。

ー最後にシンラボに対する思いをご自由にどうぞ!
普段プロジェクトでアプリ開発に携わって下さっている古川さん、下間さん、大野さん、福田さんとたくさんの方が毎週会議を開いていただいて、私の意見を最大限取り入れてくださいながら形にできてることは本当にこうありがたいなって思ってます。
そういった方々に何か還元できることをしたいなと思います。
シンラボ全体に貢献していきたいと本当に感じています。他の人にもシンラボの魅力を伝えていければ良いなと思っています。

この記事を書いた人
シンラボ編集部
エディター