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コワーキングスペースのオフィス活用

シンラボ編集部
2021/01/01

初めまして、川上と申します。

最近では在宅勤務がニューノーマルになりつつあります。
それに伴い、会社のオフィスが縮小された、という話をよく耳にします。

シンラボでもDMM.make AKIBAというコワーキングスペースで活動をしています。
出社する機会が少なくなった今オフィスとしてコワーキングスペースを利用することについて考えてみたいと思います。

コワーキングスペースで社員数が10〜20人くらいまでの場合は

・通常通りオフィスを賃貸するよりも初期費用が安い
・減価償却などを考えなくてもいい
・1、2人単位での人数変更に対して柔軟に対応できる

などのメリットを感じられることが多いようです。

では会社としてコワーキングスペースを利用するメリットとデメリット
会社単位で、テナント入居を使用した場合との比較をしていきたいと思います。

<メリット>
・賃貸料を削減できる
企業イメージを上げるために都内の主要都市にオフィスを構えるとなると相当な家賃がかかってきます。
社員が多い場合はテナントを借りることが多いのですが、人数が少ない場合には
コワーキングスペースについて検討の余地がうまれるようです。

例えば、弊社のある東京都中央区で
社員10人(20坪)規模でレンタルオフィスを探した場合
テナント:25万円〜50万円/月となり、
敷金・礼金 6ヶ月分が別途かかります。
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例:https://officee.jp/area/B1:B2:B3:B4:B5:B6:B7/20_30/?order=2&build=4
条件:東京都中央区、20坪〜30坪、築年数20年以内
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フロア全体を自由に使えることがメリットですが、
敷金・礼金がかかり、初期費用がかかることがデメリットのようです。

コワーキングスペースだと社員10人とした場合、
15万円〜20万円/月となります。
(1人辺り1.5万円〜2万円程度!)
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例:https://www.coworking.tokyo.jp/

コワーキングスペース茅場町 Co-Edo
プレミアムプラン
365日24時間利用可能!(営業時間外は4F使用)
19,440円/月
1日1回3人までのゲスト利用が可能。
住所利用・法人登記も可能です(別途審査あり)
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月額もレンタルオフィスの約半分程度安価であり、
敷金礼金もかからないことから、
小規模な会社の立ち上げにはもってこいですね。

・設備を用意する必要がない
レンタルオフィスには机や椅子がないことがほとんどです。
プリンターや印刷用紙などの備品と併せて用意が必要です。

リース・購入どちらの場合もについても、
全てを揃えると数十万程度はかかるようです。
(中古品をもらってくる、のも大変ですね。)

また、購入の場合は減価償却が発生するなど手続きが増えます。

しかし、コワーキングスペースでは
机や椅子はもちろん、
Wi-Fi、プリンターなどオフィスで必要な備品は
揃っているところがほとんどで、その料金も利用料に含まれています。
そのため、初期費用がかからずに済みます。
(減価償却も不要です。)

・人数の増減に柔軟に対応できる
会社の業績が上がり社員が多くなってくると、
オフィスの床面積が多く必要です。
場合によってはオフィス自体の引っ越しや設備の増強も必要です。

例えば、社員が急に10人ふえることになった!という場合、
会議室にしていたところをオフィススペースにする、など場所の配分を見直しても、
限度が来ることもあります。

そうした場合には、人数に対して適切ではなくても、
オフィスを追加で1フロアごと借りるケースもあり、
柔軟性が低いと言えます。

しかし、コワーキングスペースであれば増えた人数分の月額料金の追加だけで
新しいメンバーを迎えることができます。
「お金を払うとオフィスの床面積が広がる」わけではないのですが、
スペースと交渉の上、フリープランで使われている席を使わせてもらう
系列の別スペースを使う、など
1人単位で臨機応変な対応を行うことができます。

また、先に伝えた通り初期費用が安いこともあり、
社員が急に増えてもある程度対応できます。

<デメリット>
・大人数での利用が難しい
多くのコワーキングスペースはさほど面積が広いわけではありません。
そのため、広いところでも20名程度までであれば問題ないかもしれませんが、
40名〜50名になると、多くの場合コワーキングスペースのほとんどを
会社利用の人で占めることになります。

広く一般の方と共用する、という意味での「コワーキング」ができなくなるため、
コワーキングスペースの管理側からすると
対応できないと言われる可能性があります。

・情報漏洩のリスクが高い
フロアを占有して利用していない限り、
他の利用者の方もいるため社員同士でやり取りをしていると会話が聞こえてしまいます。

そのため機密情報や個人情報の取り扱いを特に気にする必要があるなど、
オフィスで集まって仕事をするメリットが失われます。

<まとめ>
今回コワーキングスペースの面白い利用方法を紹介しましたが、
使い方によって様々な可能性があることを知りました。

コワーキングスペースは、様々なバックグラウンド・仕事の方が利用できることで、

刺激を得られる場合があるので、占用するのもどうかという考え方もあるかと思いますが、
初期費用を抑えてスタートアップのビジネスができるという点ではとても素晴らしいアイデアです。

また、補足しますと、
TPOを考えて発言をする必要があることもあり、
コワーキングスペースを運営している管理人の方の許可を得る、
スペースの使い方のルールを確認するなど、
コミュニケーションをとって利用することが重要と考えます。

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事を書いた人
シンラボ編集部
エディター